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行政書士インタビュー④「仕事のスタンスや理念」

行政書士インタビュー④「仕事のスタンスや理念」

行政書士インタビュー、今回は最終回!

民泊許可、そしてトレーラーハウスの申請を行う行政書士の戸川大冊さんに、今回は仕事のスタンスや理念について聞いてみました。

依頼者の利益を最大化することが、私の仕事

---例えば、行政書士さんがいなかったとして、事業者が自治体と頑張れば、トレーラーハウスの申請が通る場合はありますか?

行政書士・戸川:できるんですが、保健所など自治体側の言いなりになりやすいです。

---というのは?

行政書士・戸川:本来、設置しなくても良かった設備を、保健所の言いなりになって設置する。そうなると、費用がかさみますしオーバースペックになります。

---付けなくても良い設備を、付けることになるリスクがあると?

行政書士・戸川:その通りです。

私でしたら、交渉次第で不要な設備の設置を避けることができます。しかし、保健所の言いなりになると、そのまま設備を増やしてしまうので、結果的にコストがかさみますよね。

---なるほど。

行政書士・戸川:コストがかかるだけなら良いのですが、最悪の場合はスペースの都合上、にっちもさっちも行かなくなって、プランを断念するリスクがあります。
事業者さんだけでやれないこともないんですけど、そうすると非常に制約が大きくなりますね。
私の場合でしたら条例などルールを把握して、どうしてもルールに従わなければいけないか、交渉の余地があるのかのラインが分かるので、ギリギリの線で交渉ができます。

---行政書士さんが交渉する方が、結果的にコストも抑えられるしスムーズに行くと?

行政書士・戸川:我々の仕事は、依頼者の利益を最大化することなので。そのためには、ルールのラインを見極めて交渉しなければいけません。
私のスタンスとしては、依頼者の利益を最大化するために、最大限の交渉をします。

利益の最大化と最大限の交渉、そのアドバイスとは?

---利益を最大化させるには、申請したい依頼者さんにどんなアドバイスをしますか?

行政書士・戸川:例えば、トレーラーハウスを設置したい候補が3つあったとします。その場合に「ここの場所だったら厳しいですよ。」というアドバイスですかね。

---トレーラーハウス以外、例えば建物では?

行政書士・戸川:一番顕著なのが建物を買う場合、「こういった場所は買わない方が良い。」など。
一番最初の経営効率を最大化するという点で、プランの選定のところから我々がちゃんと見ていれば、適切なアドバイスはできます。

---そういうのを相談できる、というのは知らない人が多そうですね。

行政書士さんを選ぶ際のアドバイス

---行政書士さんにお願いする際に「この人なら大丈夫!」と判断できるような、選び方のアドバイスはありますか?

行政書士・戸川:コミュニケーション能力ですかね。質問して、ちゃんと的確に答えてくれるかとかね。先回りして、アドバイスしてくれるとか。

合う合わないとか、あとは実績ですね。

---そんなに違うものですか?

行政書士・戸川:とりあえず、頭ごなしに否定する人もいますしね。逆ギレする人とか。

---なるほど。

行政書士・戸川:ただ、やったことない人は浄化槽なんて発想が出てきませんからね。直接相談してみて、「コミュニケーションがこの人とは取れないな。」と思ったら、ほかの行政書士さんに相談してみてください。

---弁護士で言えば、分かりやすく裁判に勝った負けた、という白黒が実績で分かるじゃないですか。能力としての基準として、行政書士の場合も同様のことが言えますね。

行政書士・戸川:例えば、他の行政書士で許可が取れなくて、私に依頼したら私は取ったってこともあります。
あとは許可が取れたとしても、自分たちが思ってたのと全然違って、保健所の言いなりになってしまう行政書士もいます。

---戸川さんの具体的な実績で言えば?

行政書士・戸川:例えば、沖縄県で初めて無人の許可を取ったのは私です。あとは、コロナの前は民泊のセミナーなんか動員してましたし、テレビで紹介もされています。

トレーラーハウスの許認可は行政書士に依頼するのが一番!

---今後、コンテナトレーラーでその事業をしたいって思ってる人がいると思います。法律なり、「とりあえずこれだけ把握しとけ!」というのはありますか?

行政書士・戸川:自治体のスタンスを把握するのは大切です。
とりあえず車輪付きで営業するのであれば、その自治体がそれを認めてくれるかどうか、ということですね。

---それはもう、最初に確認しなきゃいけない?

行政書士・戸川:確認の仕方によっては、出鼻をくじかれて全部影響してダメになることがあります。
知識や心の準備ができていないと、色々といらないことを発言してしまうことがあるのでね。

---では、トレーラーハウスで事業したいと思ったら、勉強よりもまずは戸川さんに連絡した方が安心ですね。

行政書士・戸川:そうですね。正しい所在地とか用途地域とか、あとはどういう用途で使いたいとか。ビジネスモデルをちゃんと決めてもらって、その上で自治体に問い合わせができるのではないかと思います。

---知識だけあっても、やり方を間違えたら結構危ないぞ、と。

行政書士・戸川:リカバリーが、結構大変になりますね。

まとめ

「依頼者の利益を最大化にする。」
今回のインタビューを通じて、戸川さんのスタンスをひしひしと感じることができました。

行政書士の選び方も聞けて、これからトレーラーハウスでビジネスを始める人にとっては、参考になるインタビューだと思います。

今回のインタビューは4回に分けて掲載しているので、他の話を見ていない人は、ぜひ最初からインタビューを拝見してください。

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