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トレーラーハウスのインフラ事情|電気・ガス・水道・インターネットについて解説

トレーラーハウスのインフラ事情|電気・ガス・水道・インターネットについて解説

トレーラーハウスで、電気・ガス・水道・インターネットを利用することは可能です。風呂トイレ付きの快適な住環境を実現するには、住宅と同様にインフラ整備が欠かせません。

近年販売されているトレーラーハウスの多くが、配電設備や給排水機能を備えており、定住にも対応できる仕様となっています。

ただし、トレーラーは建築物ではなく車両扱いのため、都市ガスの配管や固定回線の工事には制限があるほか、電気や水道の引き込みにも特有の事情があります。

今回の記事では、トレーラーハウスのインフラ整備に必要な知識や選択肢について、電気・ガス・水道・インターネットの各項目ごとに詳しく解説します。

結論|トレーラーハウスのインフラ事情は環境次第

トレーラーハウスのインフラ事情は、環境次第と言えます。たとえば、市街地や住宅地など、人がある程度住んでいる場所であれば、一般的な住宅とほぼ同等のインフラ工事で対処できます。

具体的には、電柱から電線を引き込んだり、水道管から上水道や下水道を接続したりする方法です。

ただし荒れ地や山間部など、人があまり住んでいないような場所では、このような方法でのインフラ工事が困難なケースがあります。

その場合は、ソーラーパネルや発電機を使って電気インフラを整えたり、車載タンクや浄化槽を使って水道インフラを整えたりしないといけません。

そのため、トレーラーハウスのインフラ事情は、環境次第で整備方法が変わってきます。

トレーラーハウスの電気事情

トレーラーハウスで電気を使用するには、近くに電柱があれば電線から電気を引き込みます。

もしも、電柱が近くになく電線を引き込めない場合は、太陽光発電や発電電気で電気を賄わなければいけません。

電柱からの引き込み

トレーラーハウスで安定した電力供給を得るには、一般的な住宅と同様に電柱から電線を引き込む方法が基本です。

設置場所の近くに電柱があれば、電力会社に申請して専用の引込線を設けることができます。

屋外に設置した分電盤を経由して屋内へ電気を供給することで、エアコンやIH調理器なども問題なく使用することが可能です。

電気容量は契約内容に応じて調整できるため、定住型でも快適な生活が送れます。ただし、電柱が遠い場合は引込工事の距離に応じて費用が増加するため、事前の現地調査と見積もりが重要です。

オフグリッド(太陽光発電と蓄電池)

オフグリッドトレーラーハウス

オフグリッドとは、ソーラーパネルと蓄電池を搭載するシステムです。屋根や敷地に設置したソーラーパネルで日中に電力を発電し、蓄電池に貯めることで夜間や曇天時にも電力を安定供給できます。

トレーラーハウスの屋根にソーラーパネルを付けている車両を、「オフグリッドトレーラーハウス」と言います。

蓄電池の容量は、使用する家電の種類や頻度に応じて選ばなければいけません。冷蔵庫やエアコンなど、消費電力の大きい機器を使う場合は大容量タイプがおすすめです。

電力の使用状況を把握するためのモニター機器を導入すれば、効率的な電力管理が可能です。また初期費用は必要ですが、電気代を節約することができます。

電柱のない山間部やキャンプ場で電気を使用する場合は、オフグリッドトレーラーハウスがおすすめです。

また、電気代を抑えることができて、停電しても利用可能なので、いざというときのためにオフグリッドトレーラーハウスを使用する選択肢もあります。

オフグリッドトレーラーハウスについては、こちらについても詳しく解説しています!

オフグリッドトレーラーハウスとは?メリット・デメリット、活用シーンを解説

発電機を使う

一時的にトレーラーハウスを利用するなら、発電機を導入する方法があります。

たとえば、山間部の建設現場や災害時の避難所など、一時的にトレーラーハウスを住居として利用する場合です。

発電機にはガソリン式やディーゼル式があり、使用する電力の規模に応じて選ばなければいけません。

小型タイプでも照明や冷蔵庫程度なら十分賄えますが、エアコンやIH調理器などを使う場合は出力の高い機種が求められます。

騒音や排気の問題もあるため、設置場所や使用時間には配慮が必要です。定期的なメンテナンスも欠かせず、燃料の確保も含めて計画的な運用が求められます。

トレーラーハウスのガス事情

トレーラーハウスは法律上「建築物」ではなく「車両」として扱われるため、都市ガスのような固定配管による供給は原則できません。

そのため、ガス設備にはプロパンガス(LPガス)を用いるのが一般的です。プロパンガスはボンベ式で設置が容易なうえ、移動や設置場所の変更にも柔軟に対応できます。

ガス会社と契約すれば定期的な充填や点検も受けられ、安全性も確保されます。給湯器やコンロなどのガス機器は、プロパンガス対応品を選んでください。

プロパンガスの設置時には、ガスホースや調整器の接続も専門業者に施工を依頼します。

トレーラーハウスの水回り事情

トレーラーハウスの水回りですが、近くに水道本管(給水管・配水管)が通っているか通っていないかで、整備や工事が大きく変わってきます。

水道管が通っている場合

トレーラーハウスで水道を利用するには、設置場所の近くに水道管が通っているかが大きな鍵になります。水道管が通っていれば、上水道や下水道を接続して、給水・配水が問題なく行えます。

水道管からトレーラーハウスまで配管を引き込むには、自治体の許可と専門業者による給水工事が必要です。

工事費用は、水道本管からの距離や地盤状況によって異なりますが、30〜50万円ほどかかります。

水道管が通っていない場合

水道管が通っていないとなると、給水の場合は車載タンクが、水の処理・排水の場合は浄化槽の設置が必要です。

給水(車載タンク)

車載タンクは、タンクに水を貯めてポンプで室内に供給する仕組みで、簡易的ながら生活用水として十分機能します。ただし、定期的な給水作業が必要なのがデメリットです。

水の処理・排水(浄化槽)

水道本管が通っていない場合、水の処理や排水をするには、浄化槽の設置が必要です。キッチンや浴室、トイレから出る排水は屋外へ導くための排水管を設置し、浄化槽へと接続されます。

浄化槽では微生物の働きによって汚水が分解・浄化され、基準を満たした処理水として地中や側溝に排出されます。

浄化槽の設置には自治体への届出が必要で、設置場所の地盤や排水先の状況によって、工事内容や費用が変わります。浄化槽の設置については、事前に行政書士へと相談するのがおすすめです。

トレーラーハウスのインターネット事情

トレーラーハウスでインターネットを利用するには、設置場所の環境に応じて接続方法を選ぶ必要があります。

光回線を引ける環境であれば、光回線を敷設して有線接続することで、安定したインターネット環境を構築できます。

ただし、光回線の工事には時間と費用がかかり、場所によっては対応できないケースもあります。

その場合は、モバイルルーターやポケットWi-Fiを活用することで、手軽にインターネット環境を整えることが可能です。

これらは携帯電話回線を利用するため、設置工事が不要で、移動先でも使える柔軟性があります。ただし、光回線と比べると通信速度は安定せず、快適な動画視聴やパソコン作業ができません。

光回線を引きたい場合は、ドコモ・au・ソフトバンクなど、光回線サービスを展開している業者に利用可能か相談してください。

トレーラーハウスのインフラ整備する際の注意点

トレーラーハウスのインフラ整備する際の注意点として、水道管や電気配線を着脱する際は、工具を使わずに取り外しができないといけません。

この条件をクリアしていないと、トレーラーハウスが「建築物」扱いになるため、固定資産税がかかってきます。

そのため、電気接続用コネクターや給排水用継管金具などは、ワンタッチで取り外しができる工具を使って、インフラ整備をしてください。

まとめ

トレーラーハウスで、風呂トイレ付きの快適な住環境を整えるには、住宅と同様にインフラ整備が重要です。

トレーラーは車両扱いのため、配電やガス供給には特有の事情があり、設置方法や契約内容によって選択肢が変わります。

販売されているモデルの多くは、柔軟な設備の対応が可能です。用途に応じたインフラ計画を立てることで、快適な暮らしを送ることができます。

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